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2013年3月/4月

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2013年3月15日(金曜日)
てなわけで、また随分と更新をサボってましたが、次回公演も迫りまして、こそこそと復活です(^-^;

来月、実に3年ぶりに行われるミノタケ。もう世間ではすっかり活動休止と思われてますが、そう簡単にはくたばらない。間は空いたけど、しぶとく再開。ちょっと止まってはチョロチョロやる。また止まってはチョロチョロ。爺の小便か(笑)
今回は、農業を始めとした日本の今抱えている問題に鋭く切り込む作品…にしようと思ったんだけど、あんまり切り込めなかった。鈍い感じでは切り込んでる、そんな作品です。

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3月16日(土曜日)
第12回公演は新作「ストロベリーマン」。悩んで悩んで、あるときポンと思いついたタイトルですが、気に入ってます。
北関東のイチゴ農家を舞台に、親方夫妻、妹と弟、男女4人の従業員たち、怪しげなバイヤーが繰り広げる物語…いつもより少しシリアスで、大人な感じ。役者たちの丁寧な演技で、味わい深い作品になったらいいなと。
早朝、台本の見直しを終えて脱稿。稽古は明日からなので、キャストに急ぎ送信。
あ。折りしも、東京に桜開花宣言が…あやかって、この舞台もサクラサク、となるか。
なりますように。

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3月17日(日曜日)
当初の予定より4日遅れて初稽古。
でもね、稽古初日に台本が10頁しかないとか、よく聞く話で。だから賞賛しろとは言わないけど、結構ね、頑張ったと思うよ俺。まあ4日遅れたんだけどね。
ちょっとした自己紹介の後、皆さん若干緊張しつつ、初めての読み合わせ。今回はミノタケ初参加のキャストが4人もいて、新鮮な風景だったな。たむら&常連さんとの化学反応が今から楽しみです。
芝居もほぼ期待どおり。このレベルから稽古を始められるのは幸せです。じっくり緻密に芝居を作れそう。僕がちゃんとしていれば(笑)

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3月18日(月曜日)
今回のキャストを改めてご紹介。
「解散ショウ」から引き続き田辺日太さんと中山朋文通称ともんちょ。「カフェ奥さん」以来の橘ゆかりちゃん、勝也。以下は初参加で、劇団おぼんろ看板女優のわかばやしめぐみさん。「リボンの岸」に参加したものの体調不良で途中降板、今回リベンジとなる前川正行通称前ちん。「何か、変な汁が出てきた」後のWSから長い付き合いとなった太田直人君。僕がよそ様の稽古場見学で目をつけた岡野真以ちゃん。
既に貫禄さえ感じさせるたむらを加え、この9人の役者たちが物語を紡ぎます!

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3月19日(火曜日)
先週、宣伝デザインの西山昭彦さんが作ってくれたチラシが完成しました。色味もキュート。まさにストロベリーマン!
お話はこんなに可愛い内容じゃないんだけど(汗)それでも滲み出て来るであろうミノタケテイストをうまく表現してくれました。うん、最終的にはこんなイメージ。
都内の劇場を中心に置かせていただきますので、見つけた方はどうぞお手にとってご覧ください。
「もう春なんだと騙されて、ハウスのイチゴは真冬に実る…甘い嘘と酸っぱい真実が交差するイチゴ農家の従業員宿舎で、泣く者寝る者笑う者!」

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3月20日(水曜日)
稽古前、たむらと一緒に美術の根来美咲さんと打合せ。
早々に台本を読んでくれた彼女は第一案の図面とともに、何と舞台の模型も作って来てくれて、僕らは一気にテンションアップ!何か本当の美打ちみたいじゃないか。本当の美打ちなんだけど(笑)
根来さんは青年座所属の舞台美術家で、僕がまっすー(桝本圭作)の芝居を見に行った際に一目惚れしたセットを作った方。ツテを頼って接近を試み、今回ミノタケに初参加です。
スラッとした可愛らしい女性で2歳のお子さんがいるお母さん。優しくて緻密な美術もお楽しみに!

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3月21日(木曜日)
初顔合わせから4日連続の濃い稽古でロケットスタートした僕らですが、今日はオフ。
1月から本格的な下調べ、2月から家にこもって台本作業、仕上げ、稽古…と続けて来た僕にとっては、ようやく人心地。
でも今回は疲労度がいつもより少ない。たむらと2人で割と早め早めに作業を進めて来たせいもあるけど、これはあれだよ痩せたからだね。
実は僕、去年1月からダイエットをしまして、3か月で8kg減量。その後も漸減を続け、現在、計10kg体重減らしてます。で、体調もいい気がする。
まあ、その話はまた改めて。

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3月22日(金曜日)
根来さんの図面を元に、稽古場にざっと実寸を引いてみる。日太さんが角度を指示していたから何だか少し怪しいけど(笑)とにかくここが当座のアクティングエリアとなるのだ。
登場人物の出ハケに合わせて入退場し、今、舞台に誰が居合わせているかを確認しつつの読み合わせ。
せっかちな役者(主に全員)は既に動作が加わり、台本を持ちながらの立ち稽古みたいになってる。気が早いぞ(笑)
3年ぶりだからいつものペースがどうだったか忘れてしまったけど(汗)役者たちのお陰で、総じて稽古は着々と進んでいる気がします。

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3月23日(土曜日)
稽古場に早めに着到、たむらと勝也と真以ちゃんでDM作業。次々やって来る役者さんたちも進んで気持ちよく手伝ってくれました。
リストに登録されているお客様には近日中にこのDMが届くかと思いますが、今回はチラシデザインをベースにした「ハガキ」でのお知らせとなります。バーゲンの宣伝なんかと間違って捨てちゃわないよう、ご注意ください!(笑)
そして本日は、チケット発売日なのです。
新年度が始まりGWに少しかかった微妙な日程ですが、ご予定が立ち次第、チケットのご予約をお待ちしております(^o^)/

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3月24日(日曜日)
昼から稽古した後、夕方からは稽古場飲みを敢行。
今まで真面目に稽古しかやってないからね、初めての飲み会です。
若手が酒や総菜やつまみを買い出しに行き、ロートル組が会場設営、僕はその間に稽古を見に来た音響の堀夏美ちゃんと音源を録音しちゃうという、見事な?連携プレーでサクサク準備が整い、ゆかりちゃんが野菜スティックやサラダ、ワインまで差し入れてくれて、それはもう楽しい宴となりました。めぐみさんが大酒飲みだと分かり、たむらがうれしそう(笑)
石井はその後、下北沢で根来さんと劇場を下見。

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3月25日(月曜日)
オフ。自宅でPC作業。
このPCは先月買い替えたばかりです。台本作業が佳境を迎える中、前PCがクラッシュしたから(泣)
いやもう真夜中に凍りつきましたよ。一応バックアップは取って置いたから、その点は安堵したけど、買い替えやらセットアップやら操作に慣れる手間やらを考えたら、この忙しい時期に暗鬱とした気分で。
よく電気製品の故障は連鎖するとか言うけど、昨年末からテレビ、風呂のコントローラー、車のナビ、ホカペ、エアコンと次々。そしてPCまで(>_<)
でも新品はいいね♪効率は上がったかも。

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3月26日(火曜日)
台本を持って動きも加える「立ち読み稽古」スタート。
ミノタケ芝居はたいていアラフォーの役者で加齢臭が溢れんばかりですが、今回は勝也と岡野真以ちゃんという20代半ばが2人もいる!
いつも早めに来て、鍵開けや掃除をしてくれてる彼ら。稽古場でも若い息吹を感じて、おじさん若返っちゃうよ(笑)
真以ちゃんは今回初参加だけど、芝居も人柄も真っ直ぐで透明で、しかも芯はしっかり。とてもいい女優さんです。声も綺麗だしね。
そんな彼女も「ストロベリーマン」の売りの一つ。彼女のピュアな演技もお楽しみに!

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3月27日(水曜日)

オフ。

今使っている稽古場の庭は桜が満開で、行き帰りや休憩に眺めては和んでます。
外で花見をしていいかと事務室で聞いたら「そんな申し出は初めてです」とやんわり断られちゃいました(笑)

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3月28日(木曜日)
芝居で使う小道具は、誰かが持ち寄るか、購入するか、自分で作るかしないといけないわけだけど、近頃はヤフオクで安く入手するという方法もあります。
今の芝居でも、ある小道具が手に入りにくく、僕がヤフオクで入札中。
すると、それを聞きつけたともんちょがすぐさまスマホでサイトを開くから、対抗して入札しちゃうのかと思って焦った。
「そんなことして誰が得するんですか!」と呆れる一同。そりゃそうだ(笑)
でも、ようやく出品された稀少品だったから、毎日ヒヤヒヤでね(^-^;
無事に落札出来ますように。

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3月29日(金曜日)
稽古前、たむらと根来さんで美術打合せ。
変更されたセットがまたミニチュア模型になっとる!僕とたむら感動。本当の美打ちみたい。って、だから本当の美打ちなんだっつーの(笑)
美術はこれでほぼ決定。稽古場に戻って実寸を引き直し、立ち読み稽古。
「ストロベリーマン」は今までのミノタケとはいろいろ違って、もちろんそれはあえて違えてるんだけど、書いてるときは不安で不安で…。
でも先行して台本を読んだたむらが太鼓判を押してくれて、優れた役者たちがこうして演じてくれて、ようやく安心。さ、頑張ろ。

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3月30日(土曜日)
オフ。
古本新乃輔さんが演出、羽立喬介が舞監をしている舞台「普通マン」(演義塾第1期生卒業公演/中野スタジオあくとれにて明日まで)を見に行く。
昨年、新乃輔さんが満を持して開いた「演義塾」の生徒さんたちが熱演。勉強になりました。羽立君にはこちらの代読にも来てくれてるから率直な感想を聞いたりね。
「ストロベリーマン」のチラシを折り込ませてもらっているので、前の列のお客さんがそれを眺めていれば「見に来い!」「隣のおまえも来い!」と念じといた。あ、おまえじゃなくて、隣のお客様。是非(笑)

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3月31日(日曜日)
今回の芝居は、イチゴ農家が舞台です。
ということで、今日は午後から役者たちと都内近郊の農園にイチゴ狩りに。あくまで稽古の一環ですよ(汗)
その後は稽古場に戻り、また台本をさらいました。

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4月1日(月曜日)
立ち読み稽古で全シーン何となく動きがついたところに、タイミングよく音楽の濱岡清吾通称濱ちゃん登場。
毎回素敵なオリジナルテーマ曲を作ってくれる彼に見せるため、少々無理矢理だけど立って通してみる。つまり一応、初通し。本番3週間前で早くない?いや、かなりのハイペースだよ、これ。
もちろん早けりゃいいってわけじゃないけど、通しがたくさん出来るのは芝居の精度が上がるのでうれしい。
稽古後、濱ちゃんと食事しつつ、店が閉まる50分の間に、作品解釈、曲調摺り合わせ、世間話まで全てこなしました!

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4月2日(火曜日)
稽古前、舞台監督西川也寸志さんと美術根来さんを交えて打合せ。
仕込み、大道具小道具、効果、消えもの含めて、実りある話し合いとなりました。
西川さんと稽古場に向かい、実寸を確認してもらうと「だいたい合ってる」
日太さんの目測もたいしたもんだね。まぐれに決まってるけど(笑)
本日はチラシ写真を撮影してくれた古家秀紀さんも来て、当日パンフに掲載するキャストの稽古場風景を撮影してくれた。
何だか、もろもろいい感じで進んでる。
12回目だからね。間の抜けてる僕らも、少しは要領よくなったかな?

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4月3日(水曜日)
新しいPCのキータッチにまだ慣れず「作業着の三郎」と打ちたいのに何度も「詐欺容疑の三郎」と変換されて、1人笑ってしまう石井です。

今日はオフ。
自宅で小道具作成や当日パンフの原稿を書いたりして過ごす。
DM詐欺用も…あ、DM作業も(←これはわざと間違えてみた笑)少し残ってるし、予約してくれた方に連絡しなくちゃだし、結構多忙。
でもこの時期、メールがたくさん届いて楽しいね。ふだんはほとんど来ないから、人気者になった気分♪
まあ、主にキャストとスタッフからの事務連絡なんだけどね(笑)

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4月4日(木曜日)
前にも触れましたが、小劇場では小道具は自力で集めねばなりません(あ、先のヤフオクは何とか落札出来ました)。
種類も結構多岐に渡るんだけど、キャストの皆さんが自発的に稽古場に持ち寄ってくれたりして、皆で揃えてます。
中でも「小道具番長」の異名をとるともんちょ。自分の主宰する劇団の稽古場から、出て来る出て来る…たいていのオーダーには答え、しかも自車で搬入まで。頼りになります!
芝居も柔らかく自由で、どんどん工夫して膨らませて来る。成長してるよなー。と、成長してない僕が言ってみる(^-^;

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4月5日(金曜日)

ここ近年はたむらが演出助手となり、何かと気が回らない僕をフォローしてもらってるのだが、今回も随分と助けてもらってます。
舞台経験が豊富な上、同じ役者目線で提言するから説得力が違うね。おっさんから若いギャルまで、どんな役でも見本をやって見せちゃうし(笑)
今日は特に、男女の機微に触れるシーンでリアリティ溢れる動きのアイデアをどんどん出して場をリード、独擅場となりました。得意分野なのか。
昨日は勝也にも台本の意図を巧みに説明して助言してたな。演出助手の面目躍如。てか、演出家頑張れ(汗)

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4月6日(土曜日)

オフ。

本番で使う従業員予定表を稽古場の黒板に再現し、役者に少しでも雰囲気を味わってもらいます。
書いてくれたのは、勝也とともに制作助手をしてくれてる宮内里沙ちゃん。優秀迅速丁寧!

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4月7日(日曜日)
めぐみさんの出ている舞台「泣き方を忘れた老人は博物館でミルとフィーユの夢をみる(爆撃の音を聞きながら)」(劇団おぼんろ・おぼんろ博物館特別展示/池袋東京芸術劇場アトリエイーストにて今日まで)を見に行く。彼女は稽古と並行して、この公演の準備もしていたのだ。お疲れ様です。会場でゆかりちゃん日太さん前ちんと遭遇。
その後、稽古。今日は皆で服装を持ち寄る衣装パレードだったが、迷う一同を尻目にともんちょの持参した衣装だけが一発で決まっていく。何でそんな服持ってんだ(笑)。恐るべし、ともんちょ。

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4月8日(月曜日)
稽古場往復用に買った定期券を改札に通すと、期限が表示されるようになった。つまりは、小屋入り、迫る。
公演を終えためぐみさんが復帰、変更点を確認してから稽古。
彼女はキャリアと実力を兼ね備えた、劇団おぼんろの看板女優だ。
ひょんな縁から出会い「解散〜」をたまたま見ていてくれたことから今回の出演が決まったが、脇を支える、冴えないおばちゃんの役。実際は美人だから、どんどん申し訳なくなって来た。本人は何の屈託もなく稽古をこなしてるんだけどね。
おぼんろとおんぼろミノタケの融合や如何に。
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4月9日(火曜日)
先月、PCが壊れたと全キャストに泣き言メールを送ったとき、唯一、慰めの返事をくれたゆかりちゃん。
イチゴ作文にもあるとおり、ウルトラ兄弟が出て来て最後には踊り出すという台本をもらった夢を見たと言う(笑)。その報告の最後に「シュワッチュ」。
シュワッチュ?…ウルトラマンはシュワッ「チ」じゃないのか。そう指摘したら「ちょっとおかしいなーと思ってました。ではシュワッチュ!」とチューの絵文字付き返信。
まあ、うれしいんだけどね、とぼけたメールに執筆の手が思わず止まったよね。シュワッチュ!

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4月10日(水曜日)

稽古場の演出席。って長っ!役者の席まで並んどる!
ミノタケ初の試みに関連してこんな事態に。
真ん中が僕の席。向かって左は誰も座らない(泣)。右の荷物山盛り席はシュワッチュゆかりちゃん。

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4月11日(木曜日)
一昨日、正式な初通し。退館時間が迫る中、慌ててダメ出しして昨日はオフ。
出来たこと出来なかったこと各々1日じっくり振り返り、今日は衣装確認と大道具搬入後、2度目の通し。
イチゴ農家の親方・日太さんが硬軟自在になって、ますますいい。衣装や小道具を芝居に生かすのは当たり前、致し方ない悪条件さえ逆手に取る彼は役者のプロだと、いつも思う。
そんな日太さんは今、買ったばかりのiPad miniに夢中だ。楽しそう♪
それで淋しい私生活が少しでも潤えばいい。淋しい私生活ってのは推測だけどね。あはは。
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4月12日(金曜日)
先日さらった男女の機微関係のシーンを再び返す。
今日はたむらに加え、めぐみさんまで動きの振り付けに参入。2人で盛り上がりつつ、振りを決めていく。お陰でリアリティあるシーンになった。めぐみさんも得意分野なのか、男女の機微。
下見に来たビデオ撮影の市村昭弘さんも交え、その後、稽古場で中打ち上げ。
実は昨日から終日稽古に突入し、今後は精神的にも体力的にもしんどくなる時期だから、ここらで息抜き&結束を図ろうと。てか、単純に皆で飲みたかっただけ(笑)。
今回もまた、よい座組みになってます。

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4月13日(土曜日)
太田君とは、彼から芝居の知らせが来てたいてい行かず、ミノタケの案内を出してたいてい来ない…そんな付き合い(笑)。
でも常々「頑張ってるな」と思ってたし、叶わなかったが実際何度か出演オファーもしていたのである。
中国人実習生の役を誰に頼もうか思案してたとき、彼からの年賀状が目についた。
「出演依頼を首を長くして待ってます」
で、電話。即決まり。決まるときはこんなもの。
そして、自ら志願したミノタケの稽古場に、飄々とした顔で2分前に着き、アップもせずに一服しとる…太田君とはそんな奴。

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4月14日(日曜日)
ゆかりちゃんが先日の通しを録音したICレコーダーを休日返上でチェックしてくれて、皆のセリフの覚え違いを修正。その後、役者が早読みをしている間に西川さん夏美ちゃん根来さんと打合せ。いよいよ慌ただしくなって来た。
たむら&勝也の事務所社長さんも見えて、3回目の通し。
西川さんからアドバイスを受け、役者からの改善点も集約しての返し稽古。
いや、何だかめちゃくちゃめまぐるしいんですけど(汗)。ふだんダラダラ過ごしてる僕には密度が濃すぎ!
でも一番大事な1週間。
高めよう。まだまだ高めよう。
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4月15日(月曜日)
イチゴ農家で働く古参従業員役の前ちんは、ダメ出し中の僕のくだらない冗談に「家でやれ」とか、うれしい?反応をしてくれる。
衣装相談のメールが来たときも「写メの容量デカすぎ。昔の大事なメールが削除されちゃっただろ!」と返せば
「イチゴしか知らない男だから」
「このでぶバカ野郎」
「幼少期に
あなたに
出会わなくて
よかった」
「改行がいちいちムカつく!」
語尾に「(笑)」とかつけない真剣勝負。あはは。

今日は照明の加藤俊彦さんが下見。でぶバカ野郎はあのとき決めた衣装で通してました。
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4月16日(火曜日)
ミノタケプランは本日、冷やし中華ならぬ「Facebook、始めました」!
http://m.facebook.com/minotakeplan?id=503541569700222&_rdr
いいね!をよろしくお願いします。と言いつつ僕はこれをどう活用したらいいのか、全く分からないわけですが(汗)。
制作助手兼任の勝也がページ作りを手伝ってくれました。いいね!
彼は初舞台が「カフェ〜」だったため、ミノタケに特別な思い入れがあって…今回はあれから4年弱、かなりの成長を見せてくれてます。いいね!
今日は照明オペの江森由紀ちゃんが来ての通し。いいね!
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4月17日(水曜日)
いくつかのシーンを返した後、西川さんとともに舞台監督をやってくれる主侍知恵さんが稽古場に。
その後、問題点があれば止めつつ通すという止め通しをしていたら、何と濱ちゃんがやって来た!しかも完成した楽曲を携えて!(@_@)
慌てて止め通しを中断、芝居と合わせてみる。まだ全曲揃ったわけではないけど、この時点で音楽が入るのはありがたい。
帰りの電車では各自、黙々と公演の宣伝メールに没頭。地下鉄走行中にも電波が入るようになったからメールが捗る捗る♪
本番は来週火曜日から。チケットはお早めに!
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4月18日(木曜日)
たむらと受付の安田みさとさんらと打合せ。その後、稽古。
今日は実際のマチネとソアレの間隔に合わせ2回通し。連日の終日稽古を見てるだけでもヘロヘロだから、役者はもっと大変なんだろうね。お疲れ様。でも彼らの熱演でどんどんよいものに仕上がって来てます!深刻な場面も、一同の持つ明るさに救われる。
稽古初日、日太さんから「何でイチゴ農家の話を書いたんですか?」と聞かれたんだけど、今思えば、このキャストを集めるために一番ふさわしい設定をチョイスしたのかもね。事ほど左様に役者がハマってます。
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4月19日(金曜日)
実は最初は「恋する果樹園」という仮題で、色とりどりの果実の森で巻き起こる若い男女の恋愛喜劇を書いてみようと思ったんですよ。おこがましくも、チェーホフとシェイクスピアの合体みたいな感じ。
それがいざ書き始めたら、イチゴ専門のハウス農家のドメスティックなドラマに自然と変わって、登場人物のイメージもどんどん湧いて、素晴らしい役者たちが参加してくれて。何かに導かれたとしか思えないんですよね。
霊感なんて信じてないけど、こんな僕にも芝居の神様が降りて来てくださった…そんな感慨を抱きます。
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4月20日(土曜日)
昨日、最後のオフ。で本日、ラス前の通し。うねりとリズム、あと少し。
連日の稽古で体調不良ながら休まない者、親類のお別れに立ち会えなかった者、ギャラの出る仕事を諦める者…小さな小屋の芝居なのにどうしてここまでと思う。
でも価値観が「儲けること」「名声を得ること」とかじゃないんだよね。だからミノタケに限らず小劇場に関わる人たちは、たいていピュアで、おしなべて貧乏(笑)。
稽古後、小道具で余ったビール数缶を巡り、あみだくじ。稽古と同じくらい熱気に溢れとる。やっぱり、おしなべて貧乏!(笑)
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4月21日(日曜日)

濱ちゃんの音楽が全曲完成。西川さん主侍さん加藤さん由紀ちゃん夏美ちゃん…スタッフ勢揃いで最後の通し。
欲を言えばキリがないけど、人事は尽くした。
20時30分、お世話になった稽古場撤収。

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4月22日(月曜日)
小屋入り。舞台で大勢のスタッフが真剣に働く光景を見ると、否が応でもテンションUP!
ふだん覇気のない僕ですらそうなのだから、役者たちは一層アゲアゲ。準備中も笑いが絶えない。そう、楽しい芝居は楽しい現場から生まれるのだ。
だからと言って不真面目なわけじゃないですよ。少しでもいい作品にしようと各自それぞれの仕事を必死でこなします。
仕込み後、場当たりを半分。残りは明日。
お陰様で千秋楽は満席になりました。平日や28日(日)18時がまだ余裕あり。
ストロベリーマンに是非、会いに来てください!
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【号外】

舞台となる従業員宿舎のセットの素晴らしさ!すっきり、しかもリアル。住みたくなる程。
その美術をプラン、制作してくれた根来さん。女性らしい繊細さと職人魂。ペンキで汚れた作業着姿がかっこいいね!

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4月23日(火曜日)
残りの場当たり、ゲネプロ、ダメ出し。
そしてお陰様で満席の中「ストロベリーマン」初日の幕が無事に開きました!カーテンコールでは熱く長い拍手もいただき、感謝です。
開場前には、本日誕生日を迎えたたむらに、キャストスタッフ一同からサプライズでお祝いのケーキが。久しぶりの公演に花を添えてくれました。
夕飯がとれなかった僕は終演後に余った弁当をぱくついていたのですが、退館時間で…。やむなく下北沢の路上で1人冷えた弁当を食べるはめとなった54歳。たむらとの彼我の差よ!
それでも公演は続く。
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【号外】

29日(月祝)千秋楽はキャンセル待ちとなりました。26日(金)も残席僅か。
25日(木)昼夜、28日(日)夜はまだお席がございます。特に、日曜夜はたっぷり!(笑)
公演時間は1時間50分。ご検討くださいm(_ _)m

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4月24日(水曜日)
本日、夜公演。
終日稽古から稽古場撤収小屋入り初日まで、そりゃあもうしゃかりきだったわけで、おじさん、ようやく人心地。
ミノタケ史上一番大変な場当たりで疲労度はハンパないけど、物事がある程度スムーズだったのはスタッフさんたちのお陰。そして何より役者たちが優秀で、今まで誠実な稽古を丁寧に重ねて来たから。
やっぱり稽古は裏切らないよね。現場で何かあっても、あれだけ積み重ねた練習の蓄積は、たいていの事態に対応出来て、芝居をきちんと成立させてくれる。
これって、人生にも通じる奥義かも。
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【号外】

劇場に入って、まず皆様をお出迎えいたしますのは、こちらの女性たち。
右から、受付チーフの安田さん、優しい接客S條さん、笑顔で客席ご案内の里沙ちゃん。
にしても、シャッターチャンス悪すぎっ(笑)

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4月25日(木曜日)
以前の職場の同期でミノタケを欠かさず見に来てくれた友人が、2年前に急逝した。4月だった。
いつも美味しいどら焼きの差し入れを携えて、夫人と来てくれた彼。もう三回忌も済んだことだろう。
あのときの斎場の庭には桜が満開で、稽古場の桜を見ては彼を偲び、最期に会った「解散ショウ」の終演後に「今までで一番よかった」と褒めてくれたことを思い出したりもした。
今回、彼はもう来られないけれど、どこかで見てるだろうか。
また褒めてもらえるような芝居を、僕は作れているだろうか。

本日、昼夜公演。
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【号外】

音響の夏美ちゃん。
休憩中にみんなでラーメンを食べに行くはずが、僕のダメ出しで音直しを。
「ごめんね」と謝れば「ラーメン食べるより、お芝居がよくなった方がいいじゃないですか」
うれしい言葉。

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4月26日(金曜日)
夜公演。
お陰様でご好評いただき連日満席です。受付と会場係がうれしい悲鳴。
芝居は小屋に入ったときから始まっているから、心を込めてご案内をしておりますが、混雑の中、万一不手際がありましたらお許しください。
でも、ミノタケのお客さんはいい人ばかり。窮屈な2階席で知らない人同士譲り合っていただいたり、舞台の役者の台本上のアクシデントに心配の声を発してくださったり。
昨夜はちょっとした?機材トラブルがあったんだけど、回復したときには拍手喝采。いや、もう本当にありがたい限りですm(_ _)m
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【号外】

僕はいつも照明オペの由紀ちゃんの隣で本番を見てる。
加藤さんのプランを正確に繊細にオペしてくれる彼女。
ダメ出しメモのための手元灯りを暗転前に僕が消すのを怠れば、容赦なく突っ込まれます(^-^;

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4月27日(土曜日)
既に舞台に上げた「ストロベリーマン」ですが、毎回ダメ出しして、ときに演出も変えます。そうやって最後の最後まで、あがく。それはどこの劇団でもそうだと思います。元師匠の倉本聰さんなんか、公演中の大幅な台本改訂すら厭わない。ま、あまりに大きな変更に関しては、稽古もろくにしてない芝居をいきなりお客さんに見せていいのかという異論もありますが、何にしても舞台に「これで完成」はない。映像作品なら、とにかく完成するんだけどね。
いつまでも変化して、演じたそばから儚く消える。
舞台はそれがいい。
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【号外】

別件のある西川さんの代わりに現場を仕切る舞監主侍さん。
女性ながらも、名前のとおりサムライ然とした佇まい。
でもあと少しで、弄りどころが見つかるはず。僕なんかに弄られたくはないだろうけど(笑)

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【号外】

かくして、共同主宰兼代表たむらはもちろん、舞監さん照明さん音響さん美術さん制作さん…現場のスタッフが全員女性という、人も羨む事態になっている「ストロベリーマン」!
本日28日(日)夜、残席僅少。

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4月28日(日曜日)
かつての僕は、舞台経験が豊富な役者から「ミザンス(視覚的なバランス)が悪い」とか「ツラ(客席側)芝居が少ない」とか「役者の顔が裏(後ろ向き)だからもっと開いて(半身にして客席に見えやすくする)」とか指摘されちゃあ、すくんで従っていた。
だけど。こうして劇場にいらしてくださる普通の仕事を持つお客さんから「号泣しました」と言われたら、そんなミザンスだのツラだの裏だの、どうでもいいように思えて来た。
もちろん考慮はしますよ。でもそれより大切なことが、もう分かったから。
いよいよ明日、千秋楽!
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4月29日(月曜日)
連日お客さんから、たくさんのお褒めの言葉を頂きます。特に「質の高い」「リアルな」「高いレベルの」…そんなワードを使ってくださる方が多い。
リアルな物語を目指してはいたけど、それがもし実現出来ているとしたらキャストのお陰。ましてや質とレベルの高さに関しては、彼らが誠実に稽古を繰り返して来たからこそ。
何か懸案事項があれば率先して解決し、それを誇示しない。熱心で真面目、謙虚、芝居が大好き。だから神様が微笑んだのだろう。

そんな彼らの千秋楽。
本日、満員御礼。ありがとうございます。

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【号外】

一昨日、30分遅刻して前ちんから差し入れを強要された石井です。
気がつけばGW。
開かずの踏切が開放された下北沢も賑わってる…かな?(^-^;
千秋楽にお越しの皆様、お気をつけていらしてください!

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4月30日(火曜日)

ミノタケプラン第12回公演「ストロベリーマン」、昨日無事に千秋楽を迎えました。
ご来場ご支援くださった皆様のお陰です。本当にありがとうございました!
次回もまた、よろしくお願いします!!

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