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ふだんはダメでも、いざとなったらもっとダメ!
  日曜日、不発弾処理で2時間の避難をしいられた人たちの右往左往な物語!

『板橋区第三避難所』あらすじ

 六月の日曜日午前九時、不発弾処理のため、近隣の住民の一時避難が始まった。半日もかからぬ避難、しかし万一のときは命に関わる避難。緊張と弛緩の一見おだやかな休日だ。大半の人たちがレジャーや買い物を兼ねて外出してしまう中、避難所である小学校の体育館に集まったのは、行き場のない人たち。
 妻と死別して以来、独身を通した年輩のサラリーマン、独居老婆、退屈な中年夫婦、他にすることが思いつかない愚直な三人兄弟、うかつな同棲カップル、働く親から言い渡されて来た男児、ひきこもりがちな息子とその母親。
 自分の任務に精一杯の区の女性職員が一人、熱心に彼ら住民の世話を焼くが、年輩サラリーマンのうっとおしいお節介が度を越していき、そのやりとりの陰で、中年夫婦の妻が思いつめた顔で夫に突然切り出す。「離婚してください。その話をしにここに来たんです」
 興味を持つ者、持たない者。何とか問題の起きないよう必死でとりなす職員。今まで互いによそゆきの顔をしていた近隣の人々が、一組の夫婦の攻防を軸に、次第に本音をさらけ出していく。不発弾の処理は、あいにくまだ終わらない-----。